「コダックのカメラを買ったけど、どうやって使えばいいの?」と戸惑っていませんか?フィルムカメラは操作に慣れるまで少し難しく感じるかもしれませんが、基本を押さえれば誰でも美しい写真が撮れます。この記事では、人気のM35・EKTAR H35・ファンセーバーの3機種を中心に、フィルムの入れ方からフラッシュの使い方、現像方法まで初心者向けに丁寧に解説します。自分の機種に合った操作方法をチェックして、最初の1本を自信を持って撮り切りましょう。
コダックカメラの使い方|基本の5ステップをマスターしよう

コダックのフィルムカメラは、基本的な操作の流れを覚えれば初心者でもスムーズに撮影できます。
まずは機種共通の5つのステップを順番に確認しましょう。
使い捨て(ファンセーバー)の場合は電池・フィルム装填が不要なため、一部ステップを省略できます。
ステップ1|電池を入れる(フラッシュ用)
コダック M35・EKTAR H35 などのフィルムカメラには、フラッシュ用の電池が必要です。
使用する電池は機種によって異なりますが、M35・H35 はどちらも単4形アルカリ乾電池(AAA)2本が必要です。
電池の入れ方の手順は以下のとおりです。
- カメラ底部の電池カバーを開ける(コインまたは爪で溝を回す)
- 電池の+-の向きを確認してセットする
- カバーをしっかり閉める
注意:電池は主にフラッシュ発光のために使用します。電池を入れなくてもシャッターは切れますが、暗い場所や室内でフラッシュを使うなら電池が必要です。
電池切れのサインとして、フラッシュ充電ランプが点灯しない・点灯が遅いなどの症状が出たら交換のタイミングです。
ステップ2|フィルムを装填する
フィルムの装填はフィルムカメラ初心者がもっとも戸惑うステップです。手順を守れば難しくありません。
- カメラ背面の裏蓋開閉ボタン(またはロック)を引き上げて裏蓋を開ける
- フィルムカートリッジを左側の室(パトローネ室)に差し込む
- フィルムの先端(リーダー部分)を引き出し、右側のスプール(巻き取り軸)のスリットに差し込む
- フィルムのパーフォレーション(穴)がスプロケット(歯車)に合っているか確認する
- 裏蓋をパチンと音がするまでしっかり閉める
フィルム装填で最も注意すべき点は「明るい場所で素早く作業する」こと。
フィルムは光に非常に敏感なため、直射日光の当たる場所での長時間作業は避け、日陰や室内で手早く装填しましょう。
フィルム装填の参考動画:Kodak m38フィルムの入れ方と使い方【フィルムカメラ】
ステップ3|フィルムを巻き上げる
裏蓋を閉めたら、フィルムの空白部分(リーダー)をスキップするために数コマ空送りします。
具体的な手順は以下のとおりです。
- 巻き上げレバー(右側のサムホイールやレバー)を使ってフィルムを1コマ送る
- シャッターを切る(空シャッター)
- この空送り→空シャッター操作を2〜3回繰り返す
- フィルムカウンターが「1」を指したら撮影準備完了
EKTAR H35の場合、公式チュートリアルでは、裏蓋を開けた状態で空シャッターを切り、シャッターが動作しているかを確認する手順が紹介されています。※この確認はフィルム未装填の状態で行い、フィルムを入れた後に裏蓋を開けないようにしましょう。
フィルムカウンターが動いていれば、フィルムが正しく送られている目安になります。カウンターが動かない場合はフィルムの巻き付けを確認しましょう。
ステップ4|ファインダーを覗いてシャッターを切る
いよいよ撮影です。コダックのコンパクトフィルムカメラの基本的な構え方を覚えましょう。
- 両手でカメラをしっかりホールドし、レンズに指がかからないよう注意する
- 右目(または左目)をファインダー(覗き穴)に当てて被写体を中央に収める
- 被写体との距離は最低1m以上確保する(近すぎるとピントが甘くなりやすい)
- 息をゆっくり吐きながら、シャッターボタンをそっと押し込む
- シャッター音がしたら、すぐに巻き上げレバーで次のコマに送る
ブレ防止のポイント:シャッターを押す瞬間に体を動かさないよう、脇を締めてカメラを安定させましょう。
コダックのコンパクトカメラの多くは固定焦点(ピント固定)のため、基本的にピント合わせは不要です。被写体との距離(目安:1m以上)を意識すると成功率が上がります。
ステップ5|撮り終わったらフィルムを巻き戻す
フィルムを最後まで撮り切ったら、必ずフィルムをカートリッジに巻き戻してから裏蓋を開けてください。
巻き戻さずに裏蓋を開けると、フィルム全体が光に晒されて写真が全滅するため要注意です。
- 最後のコマを撮り終えると、巻き上げレバーが重くなって動かなくなる(またはフィルムカウンターが終端を示す)
- 底面の巻き戻しボタン(R字のボタン)を押してフィルムをロック解除する
- 巻き戻しクランク(上部の折りたたみハンドル)を出して矢印方向にゆっくり回す
- 抵抗がなくなり「シュルッ」という感触がしたら巻き戻し完了の目安
- 裏蓋を開けてカートリッジを取り出す
巻き戻し中に急いで回すとフィルムが切れることがあります。ゆっくり丁寧に回しましょう。
あなたのコダックカメラはどれ?機種別の特徴と違い

コダックのカメラには複数のモデルがあり、それぞれ特徴や操作方法が異なります。
自分が持っているカメラがどの機種なのかを確認してから、それぞれの使い方に進みましょう。
コダック M35(フィルムカメラの定番モデル)

コダック M35 は、シンプルな操作性とリーズナブルな価格で人気の定番コンパクトフィルムカメラです。
プラスチック製ボディながら発色が美しく、フィルムカメラ初心者から中級者まで幅広い層に支持されています。
- レンズ:35mm F10(固定焦点)
- ISO感度設定:不可(ISO 200〜400のフィルム推奨)
- フラッシュ:内蔵(手動オン/オフ)
- 電池:単4形アルカリ乾電池2本(フラッシュ用)
- フィルム送り:手動巻き上げ
こんな人におすすめ:フィルムカメラ初挑戦の方、シンプルな操作を求める方、コストを抑えたい方。
詳しい使い方はこちらの動画も参考になります:
フィルムカメラKodak M35の使い方。注意点やM38との違いも解説
コダック EKTAR H35(ハーフフレームカメラ)

コダック EKTAR H35 は、ハーフフレーム撮影に対応したユニークなカメラです。
「ハーフフレーム」とは、通常のフィルム1コマを縦2分割して撮影する方式のこと。36枚撮りフィルムで最大72枚撮影できる点が最大の特徴です。
- レンズ:22mm F9.5(35mm判換算で約44mm相当)
- ISO感度設定:不可(ISO 200〜400のフィルム推奨)
- フラッシュ:内蔵(手動オン/オフ)
- 電池:単4形アルカリ乾電池2本(フラッシュ用)
- 撮影可能枚数:36枚撮りフィルムで最大72枚
こんな人におすすめ:たくさん撮りたい方、縦長の独特な写真を楽しみたい方、フィルム代を節約したい方。
コダック ファンセーバー(使い捨てカメラ)

コダック ファンセーバーは、フィルムが最初からカメラ内に装填された使い捨てタイプ(レンズ付きフィルム)です。
日本でいう「写ルンです」のコダック版と言えばイメージしやすいでしょう。フィルムの入れ替えは不要で、撮り切ったらそのまま現像に出すだけという手軽さが魅力です。
- レンズ:30mm F10(固定焦点)
- フィルム:ISO 800(27枚撮り)
- フラッシュ:内蔵(手動チャージ式)
- 電池:内蔵(交換不可)
- 撮影可能枚数:27枚
こんな人におすすめ:フィルム操作が面倒な方、旅行やイベントで気軽に使いたい方、初めてフィルム写真を体験したい方。
参考:【オススメ】Kodak FunSaver【Kodak版 写ルンです】 – カメラのナニワ
【早見表】3機種のスペック比較
3機種の主なスペックを一覧表にまとめました。購入前の比較にもご活用ください。
| 項目 | M35 | EKTAR H35 | ファンセーバー |
|---|---|---|---|
| タイプ | コンパクトフィルムカメラ | ハーフフレームカメラ | 使い捨てカメラ |
| レンズ | 35mm F10 | 22mm F9.5(35mm判換算で約44mm相当) | 30mm F10 |
| フィルム | 135フィルム(別売) | 135フィルム(別売) | ISO800内蔵済み |
| 撮影枚数 | フィルム依存(最大36枚) | 最大72枚(36枚撮り使用時) | 27枚 |
| 電池 | 単4×2本(フラッシュ用) | 単4×2本(フラッシュ用) | 内蔵(交換不可) |
| フラッシュ | 内蔵・手動 | 内蔵・手動 | 内蔵・手動チャージ |
| フィルム再使用 | ○(繰り返し使用可) | ○(繰り返し使用可) | ×(使い切り) |
| 初心者向け度 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
【機種別】コダックカメラの詳しい使い方

ここからは各機種に特化した操作方法を詳しく解説します。
自分の機種の見出しへジャンプして確認してください。
コダック M35 の使い方|フィルム装填からフラッシュまで
コダック M35 の操作手順を詳しく解説します。公式取り扱い説明書(PDF)も合わせて参照すると理解が深まります。
【M35のフィルム装填手順】
- 底部の電池カバーを開け、単4電池2本を正しい向きで挿入してカバーを閉める
- 背面の裏蓋レバーを引き上げて裏蓋を開ける
- フィルムカートリッジを左のパトローネ室に入れ、リーダー部を右スプールのスリットに差し込む
- フィルムのパーフォレーションをスプロケットに合わせる
- 裏蓋をパチッと音がするまで押して閉める
- 巻き上げレバーを使って空送り→空シャッターを2〜3回繰り返し、カウンターが「1」になるのを確認する
【M35のフラッシュ操作】
M35のフラッシュは前面のスライドスイッチで手動オン/オフします。
フラッシュスイッチを「ON」にするとカメラ前面の充電ランプが点灯し始め、約5〜10秒後にランプが点灯し続ければ充電完了の目安です。
【M35の撮影後フィルム巻き戻し】
- 最後のコマを撮り終え、巻き上げが重くなったら撮り切りのサイン
- 底面の巻き戻しボタン(Rマーク)を押してロックを解除する
- 上部の巻き戻しクランクを引き出し、矢印方向(通常は反時計回り)にゆっくり回す
- テンションがなくなりフリーになったら完了。裏蓋を開けてカートリッジを取り出す
コダック EKTAR H35 の使い方|ハーフフレームの特徴と操作

EKTAR H35 の最大の特徴はハーフフレーム撮影です。1コマを縦2分割して撮影するため、出来上がる写真は縦長(ポートレート向き)のサイズになります。
現像後の写真プリントでは、2コマが横並びで1枚のプリント用紙に印刷されることが多いです。これがH35ならではの味わいです。
【H35のフィルム装填と空シャッター確認】
公式チュートリアル(GENIC SHOP)では、裏蓋を開けた状態でシャッター動作を確認する手順が紹介されています。※必ずフィルム未装填の状態で行い、フィルム装填後に裏蓋を開けないよう注意してください。
- 電池(単4×2本)を挿入する
- 裏蓋を開けてフィルムをセットし、裏蓋を閉める
- 空送り→空シャッターを2〜3回行い、カウンターを「1」に合わせる
- 撮影時はファインダーを覗き、縦位置で撮ることを意識するとH35らしい写真になる
- 36枚撮りフィルムなら72コマ撮影可能なため、フィルムカウンターが72に達したら巻き戻す
H35はハーフフレームのため、カメラを縦に構えると横向きの写真、横に構えると縦長の写真が撮れます。慣れるまで意識して使いましょう。
H35の使い方動画:
私のフィルムカメラ 使い方と作例紹介 Kodak EKTAR H35 | Kodak m35 | CONTAX aria
コダック ファンセーバーの使い方|使い捨てカメラの撮影手順

ファンセーバーはフィルム装填・電池交換が不要な最もシンプルなカメラです。
操作手順は以下のみです。
- ファインダーを覗いて被写体を確認する
- 暗い場所の場合は、前面のフラッシュレバーを親指で上方向にスライドしてフラッシュを起動する(「ピー」という充電音が止まれば準備完了)
- シャッターボタンを押して撮影する
- 右側のつまみ(親指ホイール)を矢印方向に回してフィルムを1コマ送る
- 27枚撮り切ったら、そのまま現像店に持参する(カメラごと渡してOK)
ファンセーバーの注意点:撮り終えた後、自分でフィルムを取り出す必要はありません。カメラごと現像店に渡せば、店側で解体してフィルムを取り出してくれます。
ファンセーバーの作例と使用感はこちら:
【フィルムカメラ】『Kodak Fun Saver』のご紹介&作例
コダックカメラのフラッシュの使い方と活用シーン

フラッシュを正しく使いこなすことで、コダックカメラの写りのクオリティは大きく変わります。
機種ごとのフラッシュ操作と、シーン別の使い分け方を確認しましょう。
フラッシュの操作方法(機種別)
M35のフラッシュ操作:
- カメラ前面左上のスライドスイッチを上方向に動かすとフラッシュON
- 充電ランプ(前面の小窓)が点灯し、点灯し続けたら充電完了の目安
- シャッター後は自動的に次の充電が始まる
- フラッシュを使わない場合はスイッチを下に戻しておく(電池節約のため)
EKTAR H35のフラッシュ操作:
- カメラ前面のフラッシュスイッチをスライドしてONにする
- 充電ランプが点灯するまで約5〜10秒待つ
- 撮影後は次のコマのために再度充電が必要
ファンセーバーのフラッシュ操作:
- カメラ前面のフラッシュレバーを親指で上方向にスライドしながらチャージする
- 「ピー」という充電音が消えたらフラッシュ準備完了
- 充電中はシャッターが切れないため、充電完了を確認してから撮影する
フラッシュを使うべきシーン・使わない方がいいシーン
【フラッシュを使うべきシーン】
- 室内・薄暗い場所での人物撮影(距離約1〜2.5mが目安)
- 曇りの日の屋外撮影(顔の影を消す「補助光」として)
- 夕方・夜間の撮影
- 逆光で顔が暗くなりそうな場面
【フラッシュを使わない方がいいシーン】
- 快晴の屋外(過剰露光になりやすい)
- 被写体が5m以上離れている場合(小型フラッシュは距離が離れるほど効果が薄い)
- ガラス越しの撮影(反射して白く写る)
- 雰囲気を活かした夜景・イルミネーション撮影(フラッシュで雰囲気が壊れる)
コダックのコンパクトカメラはフラッシュの有効距離が短めのため、離れた被写体にフラッシュを使っても効果が出にくいです。距離感(目安:1〜2.5m)を意識して使いましょう。
コダックカメラで失敗しない撮り方5つのコツ

フィルムカメラは1枚1枚が貴重です。デジタルのように無限に撮り直しができないからこそ、事前に知っておくべきコツがあります。
以下の5つのポイントを意識するだけで、仕上がりの成功率が大幅に上がります。
コツ1|被写体から1m以上離れて撮る
コダックのコンパクトカメラはほぼすべて固定焦点(パンフォーカス)です。
ピントが合う距離は約1m〜無限遠に設定されていることが多く、1m未満での撮影はピントが外れてぼやけた写真になりやすいです。
人物を撮る場合は相手から最低でも1m〜1.5mの距離を保ちましょう。
花や小物などの接写をしたい場合は、ファンセーバーではなく接写対応のカメラを選ぶ必要があります。
コツ2|明るい場所で撮る or フラッシュを活用する
コダックのコンパクトカメラの多くはF値(絞り)が固定されており、絞りや露出の手動調整ができません。
そのため、自然光を活かした明るい環境での撮影が最も安定した仕上がりになります。
屋内や薄暗い環境では積極的にフラッシュをオンにして補光しましょう。
また、ISO 400のフィルムは ISO 200 に比べて2倍の光感度があるため、薄暗い環境にも強くなります。室内撮影が多い方は ISO 400 フィルムを選ぶと失敗が減ります。
コツ3|逆光を避けるか、あえて活かす
逆光(背後から光が当たる状態)は被写体が暗くシルエット気味になります。
逆光を避けたい場合:太陽が被写体の後ろにならないよう、撮影者と被写体の位置を調整しましょう。太陽を側面(横光)や斜め前から当てると被写体が自然に明るく写ります。
あえて逆光を活かす場合:フラッシュと組み合わせると「ハロ(光の輪)」や「フレア」が出ることがあり、フィルムカメラらしい雰囲気を楽しめます。
どちらを選ぶかで写真の雰囲気が大きく変わるため、シーンに合わせて試してみましょう。
コツ4|フィルムは最後まで撮り切ってから巻き戻す
途中でフィルムを取り出すと、フィルムが光に晒されて写真が失われます。
フィルムは必ず最後のコマまで撮り切り、巻き戻し操作を完了させてから取り出してください。
もしやむを得ず途中で取り出す必要がある場合は、真っ暗な暗室・暗袋(ダークバッグ)の中で行う必要があります。一般家庭で行うのは難しいため、基本は撮り切ってから取り出しましょう。
コツ5|撮影後は早めに現像に出す
フィルムは撮影後も経年劣化します。
特に高温多湿の環境(車の中・直射日光が当たる場所)は劣化を加速させるため、撮り終えたフィルムは涼しく暗い場所に保管し、できるだけ早め(目安:数週間〜数ヶ月以内)に現像に出すのがおすすめです。
フィルムを長期保管するなら冷蔵庫での保管が有効ですが、その場合は使用前に常温に戻す(約1〜2時間)ことで結露を防げます。
撮り終わったら|現像・データ化の方法

フィルムを撮り切ったら、次は現像とデータ化です。
現像にはいくつかの方法があり、費用や仕上がりまでの時間が異なります。
現像に出せる場所一覧と費用相場
フィルム現像は主に以下の場所で受け付けています。
| 現像場所 | 費用目安 | 所要時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| カメラ専門店 | 現像のみ:800〜1,300円程度 | 数日〜1週間 | 高品質・丁寧な仕上がり |
| 大型家電量販店 | 現像+プリント:1,200〜2,000円程度 | 3〜7日 | 全国展開で便利 |
| ディスカウントストア・薬局 | 現像+プリント:1,000〜1,800円程度 | 3〜10日 | コスト重視向け |
| 郵送現像サービス | 現像+データ化:1,200〜2,500円程度 | 1〜2週間 | 近くに現像店がない場合に便利 |
※上記の費用はあくまで目安です。地域・店舗・スキャン解像度・プリント枚数などで大きく変わります。
データ化・スマホ転送の方法
現像済みフィルムをスマホで閲覧・シェアするにはデータ化(スキャン)が必要です。
- 現像時に同時データ化依頼:現像店で「データ化」「スマホ転送(LINE・メールなど)」をオプション依頼する方法が最も手軽。追加費用は店舗・解像度によって変わります。
- フィルムスキャナーで自分でデータ化:フィルムスキャナーを購入すれば自宅でデータ化可能。枚数が多い人は長期的にコスト削減になる場合があります。
- スマホアプリでネガ撮影:スマホでネガを撮影して反転・補正する方法。手軽ですが画質は専用スキャナーや店スキャンに劣ることがあります。
使い捨てカメラの現像方法
ファンセーバー(使い捨てカメラ)の現像方法は通常のフィルムカメラと少し異なります。
カメラごと現像店に渡すだけでOKです。店側でカメラを解体してフィルムを取り出し、通常のフィルムと同じ工程で現像してくれます。
費用の目安は現像+プリント(+データ化)などの組み合わせで変わります。利用する店舗の料金表を確認しましょう。
使い捨てカメラは「フィルムを取り出さない」「自分で裏蓋を開けない」の2点を守れば、後はお店に任せるだけです。
コダックカメラのよくあるトラブルと解決方法

フィルムカメラを使っていると、初心者が戸惑いやすいトラブルがいくつかあります。
よくある問題と解決策をまとめました。
フィルムが巻き上げられない・巻けない
原因と対処法:
- フィルムが正しくセットされていない:裏蓋を開けてフィルムのリーダー部分がスプールのスリットに正しく差し込まれているか、パーフォレーションがスプロケットに噛み合っているかを確認する
- 最後のコマまで撮り切った:巻き上げレバーが動かなくなった場合は、フィルムを撮り切ったサインです。巻き戻し操作に進んでください
- フィルムが途中で切れた:抵抗が強いのに力任せに巻くと切れることがあります。違和感があれば無理をせず確認しましょう
シャッターが切れない
原因と対処法:
- フィルムを巻き上げていない:前のコマを撮影後に巻き上げ操作をしていないとシャッターが切れないことがあります。1コマ分送ってから撮影してください
- フィルムが装填されていない/送られていない:フィルムが正しく装填されているか、送れているかを確認しましょう
- ファンセーバーのフラッシュ充電中:充電中はシャッターが切れない場合があります。充電完了音・ランプを確認してから撮影してください
フラッシュが光らない・充電されない
原因と対処法:
- 電池切れ:フラッシュは電池を消費します。電池を新品の単4アルカリ乾電池2本に交換してください
- 電池の向きが間違っている:電池の+-の方向を確認してください
- フラッシュスイッチがオフ:M35・H35はフラッシュスイッチが手動のためオンになっているか確認してください
- 寒い環境での使用:低温環境では電池性能が落ち、充電に時間がかかることがあります。室内で温めてから試しましょう
撮った写真が真っ白・真っ黒になった
真っ白(露出過多)の原因:
- 晴天の屋外でフラッシュを使った(過剰な光量)
- 明るい環境で高感度フィルム(例:ISO800)を使った など
- 裏蓋が途中で開いて光が入り込んだ
真っ黒(露出不足)の原因:
- 暗い場所でフラッシュを使わずに撮影した
- フィルムが正しく送られておらず、実際に撮影できていなかった(カウンターは動いていても撮影されていないケース)
- 現像・スキャン上のトラブル(現像店に相談しましょう)
コダックカメラの使い方に関するよくある質問

コダックカメラについて、初心者からよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。
Q. フィルムは何を買えばいい?おすすめは?
A: 初心者にはISO 400のカラーネガが扱いやすくおすすめです。たとえばKodak ULTRAMAX 400(36枚撮り)は屋内外どちらでも使いやすい定番。屋外メインなら ISO 200 のKodak GOLD 200も人気です。価格は販売店や時期で変動するため、購入前に最新価格を確認しましょう。
Q. 電池がなくても撮影できる?
A: M35・EKTAR H35 は電池がなくてもシャッターを切れることが多いですが、フラッシュが使えません。晴天の屋外など十分な光量がある環境なら電池なしでも撮影できます。暗い場所や室内では電池(単4アルカリ乾電池2本)を入れてフラッシュを活用してください。ファンセーバーは電池が内蔵されているため、ユーザー側での電池交換は不要です。
Q. 何枚撮れる?(機種別)
A: 機種と使用するフィルムによって異なります。
- M35:使用フィルム依存。24枚撮りなら24枚、36枚撮りなら36枚
- EKTAR H35:ハーフフレームのため、24枚撮りで最大48枚、36枚撮りで最大72枚
- ファンセーバー:固定で27枚撮り
Q. 現像にいくらかかる?
A: 料金は店舗・地域・スキャン解像度・プリント有無で変わります。目安として、現像のみで1,000円前後〜、データ化込みで1,500〜2,500円前後〜のイメージで見ておくと安心です。EKTAR H35はハーフフレームのため、36枚撮りフィルムを使うとコマ数が72になり、プリント料金は増えやすい点に注意してください。
Q. M35とH35どっちが初心者向き?
A: どちらも初心者におすすめできますが、目的で選びましょう。「まずフィルムカメラを体験したい」「一般的な1コマサイズで撮りたい」方はM35が向いています。一方、「1本でたくさん撮りたい」「ハーフフレームの表現を楽しみたい」方はEKTAR H35がおすすめです。
まとめ|コダックカメラで最初の1本を撮ってみよう

この記事では、コダックカメラの基本操作から機種別の使い方、フラッシュの活用法、現像方法、トラブル対処まで幅広く解説しました。
最後に要点を整理します。
- 基本の流れは5ステップ:電池を入れる→フィルムを装填→空送り→撮影→フィルムを巻き戻す
- 機種で操作が異なる:M35は定番のコンパクト機、H35はハーフフレームでたくさん撮れる、ファンセーバーは最も手軽な使い捨て
- フラッシュは距離(目安:1〜2.5m)を意識:室内・薄暗い場所では積極的に活用しよう
- 失敗を減らすには「被写体との距離1m以上」「明るさの確保」が最重要
- 撮影後は高温を避けて早めに現像へ:保管環境で劣化が進むため、できるだけ早く出すのが安心
コダックカメラのフィルム写真には、デジタルカメラにはない温かみのある発色と偶然性の楽しさがあります。
この記事を参考に、ぜひ最初の1本を自信を持って撮り切ってみてください。
フィルムカメラの魅力をもっと知りたい方は、こちらの動画もあわせて参考にどうぞ:


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