「フィルムカメラを買ったけど、フィルムの入れ方がわからない」「撮影後にどうすればいいの?」そんな疑問をお持ちの方に向け、この記事ではKodakフィルムカメラの使い方を基本から徹底解説します。M35・Ektar H35・使い捨てカメラの機種別フィルム装填手順から、シーン別撮影テクニック、現像の出し方まで、初心者でも迷わず使いこなせるよう丁寧にお伝えします。フィルムならではの温かみある写真を、今日から楽しみましょう。
【機種別】Kodakフィルムカメラのフィルムの入れ方

Kodakのフィルムカメラはモデルによってフィルムの装填方法が少し異なります。
自分の機種を確認してから手順を進めることで、装填ミスを防ぎ、大切な写真を無駄にせずに済みます。
主要な機種はM35・Ektar H35・使い捨てカメラ(FunSaver等)の3種類で、それぞれに対応した手順を以下で詳しく解説します。
Kodak M35のフィルム装填手順【5ステップ】
Kodak M35はシンプルな構造で、フィルム装填も比較的簡単です。
以下の5ステップで迷わず装填できます。
- 裏蓋を開ける:カメラ底部またはサイドのロック解除ボタンを押しながら裏蓋を開きます。
- フィルムをセットする:フィルムカートリッジを左側のスロットに縦向きに差し込みます。
- フィルムリーダーを巻き上げ軸に通す:フィルムの先端(リーダー部分)を右側の巻き上げスプールのスリットに差し込み、しっかりかみ合わせます。
- 裏蓋を閉める:パチッと音がするまでしっかり閉めます。
- 空シャッターを2〜3回切る:裏蓋を閉めた後、シャッターボタンを押しながらフィルム送りを行い、コマ数カウンターが「1」になったことを確認します。
参考動画:フィルムカメラKodak M35の使い方(YouTube)

ポイント:フィルムリーダーがスプールにしっかり噛んでいないと、撮影してもフィルムが送られない原因になります。差し込んだ後に軽く引っ張って抜けないか確認しましょう。
Kodak Ektar H35のフィルム装填手順
Ektar H35はハーフサイズカメラのため、36枚撮りフィルムなら最大約72枚撮影できるのが大きな特徴です(24枚撮りなら約48枚)。
装填手順はM35と基本的に共通です。以下の手順で進めれば、初心者でも迷わず装填できます。
- 裏蓋を開ける:カメラ背面のロックを解除して裏蓋を開きます。
- フィルムカートリッジを入れる:左側のフィルム室にフィルムをセットします。
- フィルムリーダーを差し込む:フィルムリーダーを引き出し、右側の巻き上げスプールのスリットに差し込みます。
- 噛み合わせを確認する:フィルムのパーフォレーション(穴)がスプロケットにかかっているか確認します。
- 裏蓋を閉めて、空シャッターを2〜3回切る:裏蓋をしっかり閉め、シャッター&巻き上げを繰り返してコマ数を「1」に合わせます。
参考:コダック KODAK EKTAR H35 ハーフカメラの使い方と説明書

動画でも装填手順を確認できます:フィルムの入れ方@KODAK EKTAR H35(YouTube)
使い捨てカメラ(FunSaver等)の使い方
Kodak FunSaverなどの使い捨てカメラは、購入時点でフィルムが内蔵されており、フィルムを入れる必要はありません。
操作方法は非常にシンプルです。
- フィルムを巻き上げる:背面右上のサムホイール(親指で回すダイヤル)を右方向に止まるまで回してフィルムを1コマ送ります。
- フラッシュを充電する(必要な場合):暗い場所ではフラッシュボタンを操作し、ランプが点灯したら充電完了です。
- ファインダーを覗いて構図を決める:ファインダー越しに被写体を中央に合わせます。
- シャッターを押す:ゆっくりとシャッターボタンを押します。
- 撮影後は再びサムホイールを巻き上げて次のコマへ進めます。
参考:kodak(コダック)ファンセーバーは明るくて優秀!作例も紹介
使い捨てカメラは撮影枚数が決まっており(27枚または39枚が一般的)、撮り終わったら丸ごとお店に持参して現像してもらいます。
フィルムが正しく装填できたか確認する方法
装填後に必ず行いたい確認ポイントを押さえておきましょう。
- コマ数カウンターが「1」になっているか:空シャッターを切った後、カウンターウィンドウを確認します。
- 巻き戻しクランクが連動して回るか:巻き上げ操作(フィルム送り)をしたときに、フィルム巻き戻しクランクがわずかに回転すればフィルムが正しく送られているサインです。
- フィルムに無理な張りや緩みがないか:裏蓋を開ける前に、巻き上げレバーを操作したときに適切な抵抗感があるか確認します(裏蓋は絶対に開けないこと)。
電池の入れ方とフラッシュの使い方

Kodakのフィルムカメラはモデルによって電池が必要なものとそうでないものがあります。
フラッシュを使うために電池が必要な機種もあるため、事前に確認しておくことが重要です。
電池が必要な機種と交換手順
電池が必要な主な機種はM35・M38・Ektar H35などで、フラッシュ発光に単4形アルカリ電池(AAA)を使用します。
各機種の電池仕様の目安は以下の通りです(モデルやロットにより仕様が異なる場合があるため、最終的には本体表示・取扱説明書をご確認ください)。
| 機種名 | 電池タイプ | 本数 |
|---|---|---|
| Kodak M35 | 単4形アルカリ電池(AAA) | 1本 |
| Kodak M38 | 単4形アルカリ電池(AAA) | 1本 |
| Kodak Ektar H35 | 単4形アルカリ電池(AAA) | 1本 |
| Kodak FunSaver | 内蔵(交換不可) | — |
電池交換の手順は以下の通りです。
- カメラ底部の電池カバーをコインなどで開けます(スロット式の場合はスライドさせます)。
- 古い電池を取り出し、新しい電池を+/-の向きに注意して入れます。
- 電池カバーを閉めます。
- フラッシュボタンをONにして、ランプが点灯(チャージ完了)することを確認します。
参考:【初心者&購入者必見】使い切りカメラの使用感で簡単に使えるフィルムカメラ(北村写真機店)
フラッシュのON/OFFと効果的な使い方
Kodakのフィルムカメラのフラッシュは、基本的に手動でON/OFFを切り替える方式です。
フラッシュを使うべきシーンと使わないシーンを正しく判断することが、写真の出来を大きく左右します。
- フラッシュを使うべき場面:室内・夜間・日陰・曇天など光量が少ないとき。被写体まで約1〜3mの距離が有効範囲の目安です。
- フラッシュを使わないほうがよい場面:晴天の屋外・被写体が遠い場所(3m以上)・ガラス越しの撮影(反射が起きる)。
フラッシュをONにするには、カメラ前面または上面のフラッシュボタンを押し込み、インジケーターランプが点灯するまで待ちます(充電に約5〜10秒かかることがあります)。
フラッシュをOFFにしたい場合は、ボタンを再度押すかスライドスイッチで切り替えます(機種によって操作が異なります)。
Kodakフィルムカメラの基本|機種とフィルムの選び方

Kodakのフィルムカメラは種類が豊富で、初心者がどれを選べばよいか迷いがちです。
まずは代表的な3機種の特徴と、それぞれに合ったフィルムの選び方を理解することから始めましょう。
Kodakの人気機種3タイプ(M35・Ektar H35・使い捨て)
各機種の特徴を比較表で確認しましょう。
| 機種 | フォーマット | 撮影枚数 | フラッシュ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Kodak M35 | 35mmフルサイズ | 最大36枚 | 手動ON/OFF | シンプル操作・初心者向け |
| Kodak Ektar H35 | ハーフサイズ | 36枚撮りで最大約72枚 | 手動ON/OFF | 1本でたくさん撮れる・コスパ◎ |
| FunSaver(使い捨て) | 35mmフルサイズ | 27〜39枚 | 内蔵 | 購入後すぐ使える手軽さ |
M35は本体価格が比較的手頃でカラーバリエーションも豊富、フィルムカメラ入門機として人気があります。
Ektar H35はハーフサイズカメラのため、1本のフィルムでたくさん撮影でき、フィルム代の節約にもつながります。
使い捨てカメラはフィルム装填が不要で、旅行やイベントなどで気軽に使えるのが最大のメリットです。
参考:YouTube配信「初めてでも楽しめるフィルムカメラ特集」(北村カメラ)
使用するフィルムの種類とISO感度の選び方
Kodakのフィルムカメラには35mmカラーネガフィルムを使用します。
ISO感度は撮影環境に合わせて選ぶことが大切です。
- ISO 200:晴天の屋外など光量が十分な場所に最適。粒子感が少なくクリアな仕上がり。
- ISO 400:曇天・室内・夕方など幅広い環境に対応。オールラウンドで使いやすい。
- ISO 800以上:暗い室内や夜間撮影に向いているが、粒子感(グレイン)が目立ちやすい。
初心者にはISO 400のフィルムが最もおすすめです。屋外・室内問わず使いやすく、失敗のリスクを減らせます。
撮影前の準備チェックリスト

撮影に出かける前に以下の項目を必ず確認しましょう。
準備不足による失敗を防ぎ、大切な瞬間を確実に残すための習慣として身につけてください。
- ✅ フィルムが正しく装填されているか(コマ数カウンターが「1」になっているか)
- ✅ 電池残量は十分か(フラッシュランプが点灯するか確認)
- ✅ レンズが汚れていないか(柔らかい布やレンズクロスで軽く拭く)
- ✅ フィルム残量を把握しているか(コマ数カウンターで現在の枚数を確認)
- ✅ 予備フィルムはあるか(1本が心もとない場合は予備を持参)
- ✅ 撮影シーンに合ったISO感度のフィルムを選んでいるか
- ✅ 裏蓋がしっかり閉まっているか(光漏れを防ぐため)
特に電池の消耗は気づきにくいため、長期間使用していない場合は新品の電池に交換してから撮影に臨むことをおすすめします。
【実践】シーン別の撮り方とコツ

フィルムカメラはデジタルと異なり、撮影後すぐに確認できないため、シーンに合わせた判断が重要です。
以下では屋外・曇天・室内夜間の3シーンに分けて、失敗しない撮影のコツを紹介します。
屋外・晴天での撮影ポイント
晴天の屋外は光量が豊富なため、フラッシュはOFFにして撮影するのが基本です。
- 太陽を背にして撮る:被写体に光が当たるよう、撮影者が太陽を背にした「順光」ポジションを心がけます。
- ISO 200のフィルムが最適:光量が多いため低感度フィルムで粒子感の少ないクリアな写真が撮れます。
- 逆光時は日陰に移動するか、フラッシュを使う:逆光では顔が暗く写りやすいため、フィルインフラッシュ(昼間にフラッシュを使う)が効果的です。
- 被写体との距離は1〜3m以内:固定焦点のため、近すぎるとピントが外れやすいです。最短撮影距離(目安:1m前後)を意識しましょう。
曇りや日陰での撮影ポイント
曇天や日陰では光量が不足しがちで、写真が暗くなりやすいです。
- フラッシュをONにする:被写体が1〜3m以内であればフラッシュを活用しましょう。
- ISO 400のフィルムを選ぶ:曇天・日陰でも写りが安定しやすくなります。
- 手ブレ・被写体ブレに注意:暗めの環境ではブレが出やすいので、両肘を体に寄せ、しっかりホールドして撮影しましょう。
- 曇天はポートレートに向いている:柔らかい光で影が出にくく、肌が自然に写りやすいです。
室内・夜間での撮影ポイント
室内や夜間は最も撮影難易度が高いシーンですが、コツを押さえれば十分楽しめます。
- フラッシュは必須:フラッシュをONにし、充電ランプが点灯してからシャッターを切ります。
- 被写体との距離を1〜2mに保つ:フラッシュの有効範囲を意識して撮影します。
- ISO 400以上のフィルムを使用する:暗い環境ではISO 400またはISO 800が有利です。
- 手ブレ防止のためシャッターをゆっくり押す:ぐっと押し込むのではなく、静かに押し込むイメージで操作します。
- 夜景(遠景)を写すのは難しい:三脚なしの手持ち撮影では背景の夜景は写りにくいです。人物+背景を狙うなら、フラッシュで人物を明るくしつつ、背景は「雰囲気が残ればOK」くらいの期待値で撮るのが現実的です。
Kodakフィルムカメラでよくある失敗5選と回避策

フィルムカメラ初心者が陥りやすいミスを事前に知っておくことで、大切なシャッターチャンスを無駄にせずに済みます。
以下の5つの失敗とその回避策をしっかり覚えておきましょう。
失敗①:フィルムが巻き上がっていなかった
原因:フィルムリーダーがスプールにしっかり噛んでいなかったため、シャッターを切ってもフィルムが送られなかったケースです。
症状:現像してみると全コマが真っ暗(未露光)、またはコマ数カウンターが「1」のまま変わらなかった。
回避策:装填後に裏蓋を閉めてフィルム送り(巻き上げ)をしたとき、フィルム巻き戻しクランクが連動して少し回るか確認します。回らない場合はフィルムを入れ直してください。
失敗②:写真が暗い(露出アンダー)
原因:光量が不足している環境でフラッシュを使わずに撮影した、またはフラッシュが被写体に届かない距離で撮影したケースが多いです。
回避策:
- 室内・曇天・日陰では積極的にフラッシュをONにする
- フラッシュの有効距離(1〜3m)内で撮影する
- ISO感度の高いフィルム(ISO 400)を選ぶ
失敗③:写真が白飛びしている(露出オーバー)
原因:明るすぎる場所でフラッシュを使ったり、被写体に近づきすぎてフラッシュ光が強すぎた場合に発生します。
回避策:
- 晴天の屋外ではフラッシュをOFFにする
- 被写体との距離を適切に保つ(近すぎない)
- 直射日光が強い場面では日陰を活用するなど構図を工夫する
失敗④:写真がブレている
原因:シャッターを押す瞬間に手が動いてしまう「手ブレ」や、被写体が動くことによる「被写体ブレ」が主な原因です。暗い場所でフラッシュなしだと特にブレが出やすくなります。
回避策:
- 両肘を体に密着させてカメラを安定させる
- シャッターボタンをゆっくり・静かに押し込む(「押す」より「沈める」イメージ)
- 壁や柱などにカメラを当てて安定させる
- 暗い場所では必ずフラッシュを使用する
失敗⑤:光漏れ・謎の線が入る
原因:裏蓋がしっかり閉まっていなかった、撮影途中に誤って裏蓋を開けてしまったなど、フィルムに外光が当たってしまったことが原因です。
症状:写真の端や全体にオレンジや白の光の筋や滲みが入る。
回避策:
- フィルム装填後は裏蓋をしっかりロックされるまで閉める
- 撮影中は絶対に裏蓋を開けない
- フィルムを取り出す際は必ず巻き戻しが完了してから開ける
- カメラが古い場合は裏蓋のモルト(遮光材)の劣化が原因のこともあるため、カメラ店でチェックしてもらう
フィルムの巻き戻し・取り出し方

撮影が終わったフィルムは、正しい手順で巻き戻してから取り出す必要があります。
この工程を誤ると、フィルムが感光(光に当たって台無しに)してしまうため、慎重に行いましょう。
撮り終わりのサインと巻き戻しのタイミング
フィルムを撮り終えたサインは機種によって若干異なりますが、共通して以下の状態が目安になります。
- 巻き上げレバーが重くなる・動かなくなる:これ以上フィルムを送れないサインです。無理に巻き上げるとフィルムが切れることがあるため、力を入れないこと。
- コマ数カウンターが最大値(36や24)付近になった:設定枚数を超えて撮影しようとすると巻き上げが止まります。
この時点で必ず巻き戻し作業を行ってください。巻き戻し前に裏蓋を開けると、フィルム全体が感光して全滅します。
正しい巻き戻し手順(M35・Ektar H35)

- 巻き戻しボタンを押す:カメラ底面にある小さな巻き戻しボタン(リワインドボタン)を押します。これによりフィルム送りのロックが解除されます。
- フィルム巻き戻しクランクを回す:カメラ上部のクランクを矢印の方向(通常は反時計回り)にゆっくり回し続けます。最初は抵抗感がありますが、途中から急に軽くなる感触があります。
- 完全に巻き戻れたことを確認する:クランクが完全に軽くなったらフィルム全体がカートリッジに戻ったサインです。この状態になってから裏蓋を開けます。
- 裏蓋を開けてフィルムを取り出す:薄暗い場所でカートリッジを取り出します(直射日光を避ける)。
参考動画:Kodak m38フィルムの入れ方と使い方【フィルムカメラ】(YouTube)

取り出したフィルムの保管方法
取り出したフィルムはできるだけ早く現像に出すのが理想です。
すぐに現像できない場合の保管ポイントは以下の通りです。
- 元のパトローネ(カートリッジ)ケースに戻して保管:遮光性があり、フィルムを保護できます。
- 直射日光・高温多湿を避ける:熱や湿気はフィルムの品質劣化を招きます。冷暗所で保管しましょう。
- 冷蔵庫保管も可能:長期保管の場合は冷蔵庫(5℃前後)での保管が有効ですが、取り出す際は結露を防ぐため常温に戻してから開けてください。
- 現像まで1〜2ヶ月以内を目安に:撮影後に長期間放置すると、画像が徐々に劣化します。
撮り終わったフィルムを現像に出す方法

フィルムを撮り終えたら、現像に出して初めて写真として見ることができます。
現像の方法は大きく分けて「店頭持ち込み」と「郵送サービス」の2種類があります。
カメラ店・家電量販店の店頭で現像
最も手軽な方法はカメラ専門店や家電量販店のカメラコーナーへの持ち込みです。
対応している代表的な店舗:
- キタムラ(全国展開のカメラ専門店)
- ヨドバシカメラ・ビックカメラ(家電量販店)
- ドラッグストア・コンビニ(取り次ぎのみの場合あり)
店頭では現像のみ・プリント込み・データ化(CD/スマホ転送)などのオプションを選ぶことができます。
仕上がり日数の目安:当日〜3日営業日程度(店舗により異なります)。
郵送現像サービスを利用する
近くにカメラ店がない場合は、郵送で現像を依頼できるオンラインサービスが便利です。
フィルムを送るだけで現像・スキャン・データ化まで行ってもらえるサービスが複数あり、SNSへのアップロードもすぐにできます。
郵送現像のメリット:
- 近くにカメラ店がなくても利用できる
- スマホ転送・データCD・高解像度スキャンなどオプションが豊富
- SNSシェアや印刷もスムーズ
郵送現像のデメリット:
- 仕上がりまで1〜2週間程度かかる場合がある
- 配送中の紛失リスクがゼロではない(追跡可能な郵送方法推奨)
現像料金の目安とデータ化オプション
現像料金はオプション内容によって大きく異なります。
| サービス内容 | 料金の目安 |
|---|---|
| 現像のみ | 500〜800円程度 |
| 現像+プリント(Lサイズ36枚) | 1,500〜2,500円程度 |
| 現像+データCD | 1,200〜2,000円程度 |
| 現像+スマホ転送(アプリ) | 1,000〜1,800円程度 |
※料金は目安であり、店舗・サービス内容・キャンペーン等により変動します。
データ化は強くおすすめします。スマホに取り込むことでSNSへの投稿や友人との共有が簡単になります。
初心者におすすめのKodakフィルム3選

Kodakにはさまざまなフィルムがありますが、初心者がまず試すべき3本を厳選して紹介します。
それぞれの特徴と向いている撮影シーンをしっかり把握して、自分の撮影スタイルに合ったフィルムを選びましょう。
Kodak ColorPlus 200:練習用に最適
ISO 200のエントリーモデルフィルムで、Kodakフィルムの中でも比較的リーズナブルな価格帯が特徴です。
- 価格:1本あたり約1,000〜1,400円前後(36枚撮り・実勢)
- 特徴:暖色系の発色で肌の色が自然に再現される
- 向いているシーン:晴天の屋外・ポートレート・日中の街撮り
- 向いていないシーン:室内・曇天(光量が足りなくなりやすい)
コストが抑えやすいため、フィルム装填の練習や気軽な撮影練習に最適です。
Kodak Gold 200:日常使いの定番
ISO 200でColorPlusよりも彩度が高く、鮮やかでクリアな仕上がりが魅力の定番フィルムです。
- 価格:1本あたり約1,200〜1,600円前後(36枚撮り・実勢)
- 特徴:明るく鮮やかなコダックカラーが楽しめる
- 向いているシーン:晴天の屋外・旅行・家族写真・日常スナップ
- 向いていないシーン:暗所・室内(ISO 200のため光量が必要)
「コダックらしい色」を楽しみたいならKodak Gold 200が最適解です。
Kodak UltraMax 400:室内外で万能
ISO 400で汎用性が高く、室内・屋外・曇天を問わず安定した写りを発揮しやすい万能フィルムです。
- 価格:1本あたり約1,400〜1,800円前後(36枚撮り・実勢)
- 特徴:高感度ながら粒子感が比較的少なく、扱いやすい
- 向いているシーン:室内・夕方・曇天・動く被写体
- 向いていないシーン:特になし(オールラウンドに使える)
どのフィルムを選べばいいか迷ったら、まずUltraMax 400を選べばOKです。
※フィルム価格は流通状況により変動します。購入時は店頭・通販の実勢価格をご確認ください。
M35とEktar H35はどっちがおすすめ?
Kodakの入門機として人気を二分するM35とEktar H35ですが、それぞれ異なる特徴があります。
どちらを選ぶかはあなたの撮影スタイルによって変わります。
| 比較項目 | Kodak M35 | Kodak Ektar H35 |
|---|---|---|
| フォーマット | フルサイズ(35mm) | ハーフサイズ(18×24mm) |
| 1本あたりの撮影枚数 | 最大36枚 | 36枚撮りで最大約72枚 |
| フィルムコスト | 普通 | 1枚あたりの単価が下がりやすい |
| 写真の縦横比 | 横長(3:2) | 4:3(縦持ちだと3:4) |
| カメラ本体価格 | 約2,000〜3,000円 | 約3,000〜5,000円 |
| おすすめの人 | 普通の横長写真を撮りたい人 | たくさん撮りたい・縦構図が好きな人 |
結論:フィルムカメラを初めて試す方はM35がおすすめです。一般的な写真と同じ横長フォーマットで直感的に撮影できます。
一方、フィルム代を節約しながらたくさん撮りたい方・縦構図が好きな方にはEktar H35が向いています。
参考動画:How to use Kodak EKTAR H35 | film photography(YouTube)

まとめ:今日からKodakフィルムカメラを楽しもう
この記事で解説したKodakフィルムカメラの使い方を振り返りましょう。
- フィルムの装填はリーダーをスプールにしっかり噛ませ、巻き戻しクランクの連動を確認するのが成功の鍵
- 電池とフラッシュは撮影環境に合わせて適切にON/OFFを判断することで写りが大きく変わる
- シーン別撮影では光量に応じてフラッシュとISO感度を使い分けることが重要
- 撮り終わったら必ず巻き戻しを完了させてから裏蓋を開けること
- 現像は店頭持ち込みか郵送サービスを活用し、データ化オプションで気軽にSNS共有を楽しもう
フィルムカメラは撮ってすぐに確認できないからこそ、現像した瞬間の感動がひとしおです。
今日からKodakフィルムカメラを手に取り、デジタルにはない温かみある写真の世界を楽しんでみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. フィルムを入れたまま裏蓋を開けてしまったら?
A: 裏蓋を開けた瞬間に光が入り込み、フィルムが感光(露光)してしまいます。
すぐに閉めても光が当たったコマは白くなったり、激しい色の滲みが入る場合が多いです。
万が一開けてしまった場合はその場ですぐに閉め、暗所に移動してください。フィルム全体が台無しになるとは限らず、奥のコマ(撮影済みコマ)が助かる場合もあります。
Q. フィルムを途中で取り出せる?
A: 可能ですが、取り出す前に必ず巻き戻しクランクでフィルムをカートリッジに完全に巻き戻す必要があります。
巻き戻しが完了したら通常通り裏蓋を開けてカートリッジを取り出してください。
その後新しいフィルムを入れて撮影を再開できますが、途中で取り出したフィルムを再装填して続きから撮るのは難しいため、基本的には1本撮り切ってから現像に出すことをおすすめします。
Q. 期限切れフィルムは使える?
A: 使用は可能ですが、期限切れのフィルムは感度低下・発色の変化・粒子の増大・かぶり(全体が白っぽくなる)などの劣化が生じる可能性があります。
期限切れ直後(1〜2年以内)で冷暗所保管されていたものであれば、ほぼ問題なく使用できるケースもあります。
意図的な「ローファイ感」「ヴィンテージ感」を出したい場合に期限切れフィルムを使う人もいますが、大切な撮影には新しいフィルムを使うことをおすすめします。
Q. 何枚撮れるかはどこで確認できる?
A: カメラ上部または背面のコマ数カウンターウィンドウで現在の撮影コマ数を確認できます。
購入したフィルムのパッケージに「24」「27」「36」などの枚数が記載されていますので、カウンターとあわせて残り枚数を計算してください。
なお、Ektar H35などのハーフカメラは1コマ分のフィルムを2枚の写真として使うため、36枚撮りフィルムで最大約72枚撮影できます。コマ数カウンターが36付近になっても撮影は続けられますのでご安心ください。


コメント